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東陽フェニックスAチーム、第75回江東区民大会(都大会代表決定戦)で第44回都知事杯への出場決定
4月11日(日)に都大会への出場権を賭けて第75回江東区民大会(二回戦から都大会代表決定戦に変更)が開幕、4月11日に行われた一回戦では東雲メッツを7対0、緊急事態宣言で一時中断されたが、再開後の5月16日(日)に行われた二回戦では元加賀を6対3、続く5月22日(土)の準々決勝の深川パイレーツとの試合にも10対0で勝利して都大会への切符を手にした東陽フェニックス、翌23日(日)に行われた準決勝では、ジャビット杯準決勝と同じく深川ジャイアンツと対戦、序盤のリードを守り切れず、4対6と逆転負けを喫したが、三年ぶりに第44回都知事杯フィールドフォース・トーナメント大会の出場を決めた。
ちなみに全日本学童東京都大会は深川ジャイアンツと東王ジュニア、都知事杯への出場は亀高ペガサスと東陽フェニックスが江東区代表として出場権を獲得した。
少しそれぞれの試合を振り返ると、4月11日(日)の一回戦東雲メッツとの試合では、1回表を四球の走者を出しながらも無失点に抑えた東陽フェニックスが、その裏、先頭の小林俊介がヒットで出塁する相手強肩キャッチャーに盗塁を阻止され、続くキャプテン佐俣良成が左中間に二塁打を放つも後続が打ち取られて無得点、さらに2回裏も先頭バッターの凡ミスでヒットがふいになり、東陽フェニックスにとっては嫌な立ち上がりとなった。
それでも先発の佐俣快成が走者を出しながらも粘りのピッチングで3回まで失点を許さず徐々に流れを作ると、3回裏に下位打線の日野太瑛が四球、河田英士がヒットでつなげて一死二三塁とチャンス広げ、ここで佐俣良成がホームランを放って3点を奪い、ようやく試合の主導権を得ることができた。
その後も得点を重ねた東陽フェニックスが6回7対0で初戦を勝利で飾ることができた。
この日は朝から綺麗に晴れ上がり、8時30分試合開始の第一試合だったので、メイングラウンドの夢の島6面グラウンドもピカピカの状態だった。
さぁ、いよいよ都大会の出場権を賭けた江東区民大会の開幕だ。今までの努力の証を、しっかりと見せようぜ。
この試合、投打にわたって活躍したキャプテン佐俣良成(南砂小6年)。中心選手としての活躍が期待される。
レフトで先発出場した日野太瑛(北砂小6年)は、先取点の足掛かりを作った。
つなぐ気持ちでチャンスを広げるヒットを放った河田英士(南陽小6年)。守備でも活躍を見せた。
ライトで先発出場した陳建羽(南砂小6年)。長打力が魅力の選手、一つでも前の塁へ進む意識を持って欲しい。
新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、緊急事態宣言が強化されたため、4月25日(日)から5月9日(日)まで活動休止となった。昨年に続いてゴールデンウィーク中に全く野球ができなくなってしまったが、本来ならば、連続して試合、練習が続くこの期間、子供たちが一番野球が上達し、精神的に鍛えられるが、その機会を奪われてしまったことが、とても残念ではあるが、感染力が想像を超えて強力なこのウィルスを抑えるには、3密を避けるしかないのも事実、ここは選手一人一人が自己鍛錬を怠ることなく、楽しく野球をできる時を待つしかないのだろう。
ようやく大会が再開されたのは5月16日(日)、十分に準備ができなかったものの条件は皆同じ、ここは東陽フェニックスの大事にしている「忍耐」を発揮して思い切りプレーするしかない。
夢の島5面で14時過ぎの試合開始となった二回戦の相手は元加賀、左の好投手を擁し、ジャビット杯準優勝の強豪チームだ。
先攻東陽フェニックスで始まった越合、一死から佐俣良成、野見山桔平ののヒットで1点を先取すると、さらに漆原大起がバント決めてさらに1点を追加して先手を打つことができた。
先発の野見山桔平は、2回裏に二死から内野のエラーで走者を許すと下位打線につかまって1点を失い、さらにエラーも重なって満塁のピンチを招くが、続くバッターのセンターへ抜けるか、という鋭いライナーをショートのキャプテン佐俣良成が好捕、何とかピンチを切り抜け4回まで投げ切った(この大会は70球ルール適用)。
2対1と追加点の欲しい東陽フェニックスは、5回表に代わったピッチャーから先頭バッターの日野太瑛が四球を選ぶと、続く河田英士がバントヒットでつなぐと、相手ミスと漆原大起のタイムリーヒットで2点をもぎ取ることができた。しかし、その裏、リリーフした佐俣良成が自身のエラーと四球でピンチを招き、二死まで持って来たものの、三塁打を浴びて2点を奪い返されて、再び4対3と1点差に詰め寄られてしまう。
ここであきらめないのが今の東陽フェニックスの強み、二死から日野太瑛がヒットで出塁すると、河田英士が四球でつなぎ、一二塁としてお膳立てをすると、小林俊介が思い切ったスイングで走者2人をホームに迎え入れる二塁打を放ち、6対3と追いすがる相手を突き放すことに成功した。
その後は、走者を許しながらも佐俣良成が締めて、6対3で勝利して準々決勝へ駒を進めることができた。一人一人のつなぐ意識が勝利を呼び込んだ試合となった。
審判の選手確認の呼びかけに大きな声で答える東陽フェニックスの選手たち。
試合前のショートミーティング、随分と集中して人の話が聴けるようになって来た。人の言葉や行動に反応し、考えて自分の行動に落とし込む、考えていることと実行レベルのギャップを感じて、さらに努力してギャップを埋めようとする、そんな繰り返しが、かれらを強くしているのだと思う。
先発の野見山桔平(南砂小6年)は、再三走者を背負う苦しいピッチングだったが、そんな中でも、粘り強いピッチングを展開して4回を1失点で抑えた。人はこれを成長と呼ぶのだ。
5年生ながらライトで先発出場した見山晴(東陽小5年)。上級生の試合で貴重な体験を積んで、5年生チームに伝えて欲しい。
今まではエラーをするとショげて次のプレーでも影響してしまった小林俊介(東陽小6年)だったが、この試合、失敗を取り返すべく相手を突き放すタイムリー二塁打を放ってチームの勝利に大きく貢献した。野球とは面白いスポーツで、ゲームの中で、攻守あり、一つのプレー、イニングごとに間があって、気持ちを切り替えて失敗を取り返す機会、権利を与えらえる。選手たちには、「野球は切り替えのスポーツ」と常々伝えているが、失敗を引きずらず、失敗するとアイツ燃えるからかえってヤバい、と相手に恐れらる選手になって欲しい。
キャッチャーの漆原大起(南陽小6年)は、私の言っていることを70%以上理解してくれる頼りになる選手だ。チャンスに強いところも強み、打点の多さがそれを物語っている。
時折小雨の降るあいにくの天候だったが、そういった外的要因にも左右されることが少なくなった東陽フェニックスの選手たち、次の準々決勝に勝って、3年ぶりの都大会の切符を手にして欲しい。
都大会の出場位チームを決める期限が迫っているため、5月22日(土)に行われた準々決勝の相手は深川パイレーツ、この日は、一部の選手が運動会のため、遅めのプレーボールで15時から砂町B面グラウンド行わることとなった。
先攻の東陽フェニックスは、初回、四球などチャンスを作ると青木光輝のタイムリーヒットなどで2点を先取、二回表にも、日野太瑛、佐俣良成、青木光輝のヒットなどで打者10人の猛攻を見せて6点を奪った。先発の野見山桔平も、1回裏にヒットを許したものの、その後は危なげのないピッチングで4回10対0で勝利、準決勝進出とともに、まずは、都大会の出場権を得ることができた。
試合前に気合を入れる東陽フェニックスの選手たち。この試合に勝って都大会へ行こう!
東陽フェニックスのエースナンバーは、元横浜DeNAベイスターズの小杉陽太投手が付けていた3番だ。エースナンバーを背負って現エースの野見山桔平がマウンドで躍動する。
この試合も0番の河田英士と2番の日野太瑛がチャンスメイクした。
センターを守る本間大雅(南砂小6年)は、守備だけでなくバッティングも鋭いスイングで成長の跡を見せている。
ベンチから出る時も守備から帰る時もダッシュ、特にベンチから出る時は、声を掛け合って仲間を意識しながら守備位置につく。
応援のお母さまたちもマスク着用、よろしくお願いいたします。
ライトで先発出場した陳建羽、外野の芝生の緑もまぶしい。
この試合、2本のタイムリーを放った青木光輝(東陽小6年)。この選手も、真面目過ぎて考え込むことが多いが、打ち出したら止まらない。自分の長所だけを見つめよ。
途中出場の伊沢響(南砂小6年)は、出塁した後にバントエンドで三塁を陥れ、続くバッターのヒットでホームをダメ押しの踏んだ。
試合終了後、エールの交換をする東陽フェニックスの選手たち。まずは、秋の23区大会に続いて、夏の都大会の出場おめでとう!
試合の応援に来てくれた東陽フェニックスOBの市川龍惺(東陽中3年、野球部)、東陽中のエースとして、夏の東京都大会に江東区の代表として出場することが決まっている。東陽フェニックス同様に、旋風を巻き起こして欲しい。3年前、彼が東陽フェニックスの選手の時に、江東区民大会で準優勝して都知事杯に出場した。
翌日の22日(日)の15時から砂町グラウンドA面にて準決勝の深川ジャイアンツと対戦、この試合で、全日本か関東大会のいずれかの都予選への出場が決まるが、両チームともに全日本への出場を希望したため実現した試合だ。東陽フェニックスは、先に行われたジャビット杯江東区予選でも準決勝で敗れており、選手たちの気合の入れ方も強いものがあった。
後攻の東陽フェニックスは、1回表に先発の野見山桔平が先頭バッターにヒットを許し、一死三塁のピンチを招くが、ショートゴロでホームを狙った走者を刺して無失点で切り抜けると、その裏、佐俣良成が四球と盗塁で二死三塁を作り、漆原大起の一塁ベースに当たる幸運な内野安打で1点を先行、幸先の良いスタートを切った。
2回裏には、先頭バッターの見山晴がヒットで出塁、日野太瑛、河田英士が小技で見山晴をホームに還すと、さらに相手ミスも重なって2点を加えて4対0とリードを広げることに成功した。
しかし、3回表には、野見山桔平が下位打線につかまり1点を返されると、さらに4回表にも長打を浴びて1点を失った場面で、佐俣良成がリリーフのマウンドに上がり後続を抑えるが、5回表にも連続ヒットなどで1点を奪われ4対3と1点差に詰め寄らてしまう。その間、東陽フェニックス打線は2回からリリーフした相手投手に完全に抑え込まれ手も足も出ない状況となった。
猛攻に耐える試合となったが、6回表に相手打線が爆発、先頭バッターのホームランを打たれて同点とされると、さらにヒットを重ねられて2点を追加され、最初の貯金も吹っ飛んで4対6と逆転を許してしまい、最終回となった6回裏も、先頭バッターの4番の漆原大起がヒットを放って必死にすがりつくが、後続が断たれて試合終了、またも深川ジャイアンツに力負けしてしまった。
一方で、昨年は、一昨年は地元の大会に4回優勝しながら予選であっさり負けるなど、都大会に全く縁がなく、昨年は6年生が不在なこともあって出場を逃したが、秋の23区大会の初出場と併せて、三年ぶりの夏の都大会出場となる第44回都知事杯フィールドフォース・トーナメント大会への出場を決めた東陽フェニックスAチーム、彼らの健闘を大いに称えたいと思う。
頑張れ、東陽フェニックス!
南砂町駅の近くにある砂町グラウンドは、ほこりも立たず水捌けの良い砂がまかれている素晴らしいグラウンドだ。この日も綺麗に晴れた午後の遅い時間ににプレーボールとなった。
試合前に応援席に向かって健闘を誓う東陽フェニックスの選手たち。
メンバー発表をするキャプテンの佐俣良成。
いよいよ試合開始だ、練習は厳しく、試合は楽しく!
セカンドの青木光輝は内外野に声をかける。ポジティブ(積極的な)思考で失敗を恐れずチャレンジしよう。
キャプテン佐俣良成にとっては、またも悔しい試合となったが、また鍛えれば良いこと、頑張れ!
5年生ながら先発メンバーに選ばれた見山晴だが、三振で最後のバッターになったことを忘れずに、上級生相手でも強気で攻めて欲しい。
野見山桔平には、緩急、高低、内外角を使い分け、ピッチングの楽しさ奥深さを学んで欲しい。
バッティングでは全く良い所なく、また、センターオーバーの当たりも捕球できなかったが、また出直し、たくさん練習しようぜ。
グータッチも接触なし、本当は抱きしめてやりたいくらい愛おしい子供たちだが、不便な時代になったものだ。
この日は完全に抑え込まれた小林俊介だが、良いピッチャーを打つには何をすべきか、自分なりに考えて試して欲しい。
4番キャッチャーの漆原大起は、かつて西武ライオンズの松坂大輔が付けていた背番号4、これからも上をめざして努力を続けて欲しい。
ピンチでマウンドに集まる選手たち。仲間を信じて心を一つにしてピンチを切り抜けろ!
どんな時でも声を出してっダッシュで行動だ。それだけで気持ちも切り替わるのだ。
自分で考え出した独特のバッティングフォームで打席に臨む日野太瑛。考えて考え抜いて、今の自分に合ったスタイルを作り上げる、素晴らしいことだ。
小柄な河田英士だが、失敗から多くのことを学んで来た。「失敗」と書いて「せいちょう」と読むは、野村克也さんの言葉で、私も大好きな言葉の一つだ。
逆転されても知力を尽くして反撃を試みる、今回はできなくても、また次の機会に必ず生きてくるはずだ。
力及ばず深川ジャイアンツに屈したが、何が足りなかったが考えて、また挑戦させてもらおう。
序盤の奇襲攻撃で試合の流れを作ろうとしたが、最後はパワーに押し切られてしまった。弱者の兵法は考え抜くこと、考えることは本当に面白い、次はどんな策を子供たちと練ろうかと思うとワクワクしてくる。本当に野球って面白い。
試合後のホットなうちにミーティング、負けた後だけに真剣さが違う。負けて強くなろうぜ!
午後5時近くなっても日は高い。これから野球の季節も本番だ。思い切り楽しもうぜ。
昨日同様に応援に来てくれた市川龍惺、そして平川光希(二南中、江東シニア→紅葉川高校2年、野球部)のOB二人。君たちも夏の大会でブレークしてくれ。活躍を楽しみにしているぜ。
この試合に敗れたとは申せ、夏の都知事杯、秋の23区大会のの出場は東陽フェニックス初の快挙、都大会に向けてしっかりと準備して、さらに上をめざして行こう。頑張れ、東陽フェニックス!